双極性障害とは?症状・特徴・原因をわかりやすくご説明します

f:id:osunsan:20181228034711j:plain

みなさんは、双極性障害という病気はご存知でしょうか。

僕は双極性障害Ⅱ型になります。

あまり実生活において聞きなじみがないので、わからない方のほうが多いかと思います。
僕のまわりでもなかなかわかる人がいません。

この記事では双極性障害についてのことを、僕が経験したことも交えながらご説明していきたいと思います。

双極性障害(躁うつ病)とは?

f:id:osunsan:20181228034815j:plain

双極性障害は、

気分が高まる“躁状態(そうじょうたい)・軽躁状態(けいそうじょうたい)”と、気分が落ち込む“うつ状態”を繰り返す精神疾患

です。

この特徴から、以前は“躁うつ病”と呼ばれていました。

また、双極性障害はⅠ型とⅡ型があり、それぞれ特徴がありますのでのちほどご説明します。

今のところ完治のしない病気とされており、

いつ躁状態になるのか、いつうつ状態になるのかというのが本人にも医師でさえもわからない病気です。

躁状態(双極性障害Ⅰ型)とは?

f:id:osunsan:20181228035829j:plain

不眠不休でほとんど寝ることなく動き回り続け、声や態度が大きくなったり、多弁になって家族や周囲の人に休む間もなくしゃべり続け、家族を疲労困ぱいさせてしまいます。

どんどんアイディアがひらめいて次から次へと物事をはじめたり、仕事や勉強にはエネルギッシュに取り組むのですが、ひとつのことに集中できず何ひとつ仕上げることができません。

高額な買い物をして何千万円という借金をつくってしまったり、法的な問題を引き起こしたりする場合もあります。

失敗の可能性が高いことに次々と手を出したり、これまで築いてきた社会的信用や人間関係を壊してしまうようなを短絡的な振る舞いをするなど、仕事をやめざるをえなくなったり地位や財産すべてを一気に失うこともしばしばあります。

軽躁状態(双極性障害Ⅱ型)とは?

軽躁状態は、躁状態のように周囲に迷惑をかけることはあまりありません。

いつもとは人が変わったように元気で、2~3時間の睡眠でも平気で動き回り、明らかにテンションが高く見えます。

いつもに比べて人間関係に積極的になりますが、少し行き過ぎという感じを受ける場合もあります。
躁状態と軽躁状態に共通していえることは、多くの場合、本人は自分の変化を自覚できないということです。

大きなトラブルを起こしていながら、患者さん自身はほとんど困っておらず、気分爽快でいつもより調子がよいと感じており、周囲の困惑に気づくことができません。

躁状態・軽躁状態の特徴的な症状

  • 気分爽快
  • とにかくやる気に満ち溢れる
  • アイデアが次々と浮かぶ
  • なんでもできる気がして計画なしに始める
  • 興味や話題が次々と変わる
  • 衝動買いや大きい買い物をしてしまう
  • 寝ないでも平気
  • 思い通りにいかないとイライラする
  • よくしゃべる (多弁)

うつ状態とは?

f:id:osunsan:20181228043407j:plain

双極性障害の人が具合が悪いと感じるのは、うつ状態の時です。

筆舌に尽くしがたい、何とも形容しがたいうっとうしい気分が一日中、何日も続くという「抑うつ気分」と、すべてのことに対してまったく興味をもてなくなり、何をしても楽しいとかうれしいという気分がもてなくなる「興味・喜びの喪失」の二つが、うつ状態の中核症状です。

ベットから起き上がることすらできないなど、日常生活に支障をきたします。

うつ状態の特徴的な症状

  • 悲観的な考え以外の感情が一切なくなる
  • 何にも興味がなくなる
  • 話さない、むしろ話せない
  • 笑ったりもしない、笑顔が消える
  • 思考力が大幅に低下
  • 記憶力も低下
  • 疲れやすい(肉体的な感じじゃない)
  • 身体が鉛のように重くて横になる以外疲れて辛い…むしろ動けない
  • 明るいのが嫌いで夜が好きになる
  • かなり涙もろくなる
  • 身だしなみはどうでもいい
  • 食欲がなくなる
  • だけど甘いものが食べたくなる

症状には個人差がありますが、双極性障害でも二種類に分けられます。

双極性障害のうち、躁状態とうつ状態を繰り返すものをI型、軽躁状態とうつ状態を繰り返すものをII型といいます。

また、初期症状はうつ病と似ていて、医師であっても双極性障害と診断されるまでに数年かかる方もいます。

非常に判断や見分け方が難しい病気です。

有病率

f:id:osunsan:20181228044227j:plain

双極性障害は、およそ1000人に7人がかかる病気で、10代から30代前後に発症することが多いとされています。

一見、双極性障害の患者数が少ないようにみえますが、単純計算でも日本に数十万人の患者さんがいると見積もられています。

ですが、日本での本格的な調査が少なく、はっきりしたことはわかっていません。

うつ病は一過性のものであるのに対し、双極性障害は躁状態とうつ状態を何度も再発するので、うつ病に比べて発症頻度が少ない割には通院している患者さんの数は多いと考えられます。

また、女性の発症率が高いうつ病とは違い、男性と女性の間での発症のしやすさに大差はありません。

原因

f:id:osunsan:20181228054138j:plain

双極性障害の原因は、まだ解明されておりませんが、「感情を司る脳の働きに障害がある」と考えられてます。

双極性障害は、「遺伝的要因」も高いと指摘されているとともに、「生活環境」との関連が指摘されています。

これら2つの要素が重なった結果として双極性障害が発症するという「ストレス脆弱性モデル」が主な原因として考えられています。

ストレス脆弱性モデルとは、「その人の病気へのなりやすさ(脆弱性)と、病気の発症を促す要因(ストレス)の組み合わせにより、精神疾患は発症する」という仮説です。

しかし、中にはこのモデルに当てはまらない患者さんもいます。

双極性障害の原因に関してはまだわかっていないことが多いようですが、ストレスが誘因や悪化要因の可能性が非常に高く、単なる「こころの悩み」ではありません。

うつ病との違いは?

双極性障害とうつ病は、症状、経過、治療法(薬の種類)が全く異なります。

うつ病とは、繰り返し気分が落ち込んだり、意欲がなくなることが特徴の精神疾患です。

これらの症状がただの気分の落ち込みではなく病的なうつ状態である場合を指します。

この状態が2週間以上続く場合はうつ病の疑いがあり、医師の診断がすすめられます。

一方、双極性障害は、うつ状態が約1ヵ月~半年ほど続き、躁状態は約1~4カ月くらい続くことが多いとされます。

うつ状態や躁状態が終わると、混合期(躁うつが入り混じった状態)を経て寛解期(健康な元の精神状態)に戻るのが一般的です。

「うつ状態がつらい」と訴える患者さんに対し、医師が双極性障害かうつ病かすぐに見極めるのは難しいといわれています。

医師によりうつ病と診断された場合、抗うつ薬が処方されます。

しかし、内服を始めて数週間経っても薬の効き目が表れにくかったり 、かえって不安定になったり急に躁状態になる場合は双極性障害の疑いもあります。

このような場合、再度医療機関を受診し、セカンドオピニオンを取ることも視野に入れ、医師に相談することをおすすめします。

先ずは双極性障害(躁うつ病)だと気づくことから

双極性障害のある方の中には、本人が躁状態の時を「単なる元気な時期」と錯覚していることがあります。

双極性障害は完治するのが非常に困難とされているうえ、再発率もとても高い病気です。

症状をコントロールし、再発のリスクを低く抑えるためには、自分自身のコンディションの把握と医療機関への受診が大切になります。

ぼく自身も、初診ではうつ病と診断されました。

はじめは処方薬の効果が実感できましたが、数週間もするとそれまで効果を実感してたのにわからなくなりました。

免疫ができたから効かなくなったんだろうな・・・と思ってたけど、飲んでもよくなるどころか日に日に気分が沈んでいくのがわかるようになってきました。

なんでだろうと、病気のことについて自分でも毎日ネットやブログなどで調べているうちに、

「もしかしたら双極性障害かもしれない…」

と思ったので、次の診察の時にかかりつけの医師に相談してみたら、双極性障害と診断されました。

ぼくがうつ病から双極性障害Ⅱ型と診断されるまでにかかった月日は、6ヵ月でした。

双極性障害もうつ状態になりますが、うつ病とは飲む薬も違うし、また違う病気なんです。

双極性障害は再発率が非常に高く完治はしない病気

双極性障害は再発率が90%以上であり、気分安定薬の使用による維持療法が重要です。

双極性障害は再発率が非常に高く、寛解(病状が治まって軽減すること)はあるけど完治はしない病気と言われています。

日々の生活習慣を整え、薬物療法や心理療法によって再発を予防していく形で治療することができます。

まとめ

現在、同じ病気で苦しんでいる方、この記事を読んでいただいて双極性障害かも、と思われている方も、生活習慣は整えるようにして自分のペースで日々の日常を過ごしていきましょう。

 

最後までお読みいただきありがとうございました。